PH1013
累計250万個出荷! 超広帯域F/V変換IC
概要
- 入力信号の周波数に比例した電圧信号を出力します
- 入力信号周波数が5GHz以上の周波数まで高い線形性を有します
特徴 / 特性
規格化誤差率(FVエラー) | over 5GHz@直線性,誤差±2.5%以内 |
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FV変換効率 | 38mV/GHz@50Ω負荷 (標準) |
電源電圧 | 3.1V~3.5V |
消費電力 | 0.43W |
入力インピーダンス | 100Ω (差動) |
PKG | 5mm×5mm (QFN) |
製品説明
- 日本電信電話株式会社様との共同特許技術である超広帯域遅延検波方式により,変換帯域5GHz以上の超広帯域化を実現。
- IC内部で生成する遅延量を約50psecにしており、高周波のFM搬送波((例)中心:3GHz,帯域1GHz~5GHz)にも対応可能です。
また、検波を入力信号の立上りと立下りの両方によって行うことで(倍周信号で復調)、入力されたFM信号の復調信号への漏れ込みを抑制しています。 - GHz帯(倍周信号復調により10GHz級)の内部処理をGaAsプロセスでなくSiプロセスで実現しております。
IC内部の誘導(L)成分も考慮した高周波IC(回路・レイアウト)設計を行うことで、周波数と電圧の超線形性も実現しています。 - 図1が入力周波数に対する出力電圧特性(FV特性)、図2が規格化誤差率(FVエラー)の実測値になります。
- この特性に関する詳細はこちら
図1 入力周波数に対する出力電圧特性
(FV特性)
図2 入力周波数に対する規格化誤差率特性
(FVエラー特性)
PH1013の特許権
本製品は表1の特許権により保護されています。
表1 PH1013の特許権一覧
特許の名称 | 特許番号 |
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遅延検波回路及び遅延検波回路の調整方法 | 特許第4891944号 |
FM復調装置 | 特許第4542861号 |
群遅延補正回路、群遅延補正装置及び光信号受信装置 | 特許第4523859号 |
遅延検波回路及び遅延検波回路の調整方法 | 特許第4891944号 |